最終的には現場を確認してからの判断にはなりますが、基本的には設置可能です
しかし、ブロック塀のリフォームの際には、フェンスの柱用の穴を空け直す必要があります。
この穴を空ける工事のことを『コア抜き』といいます。
ではこの『コア抜き』工事、ブロック塀に穴を空けるとはいっても一体どんな工事なんでしょうか?
今回コア抜きでフェンスを取り付けする現場にお邪魔しましたので、簡単にご紹介します
まずはこちらが穴を開ける前の普通のブロック塀の表面。
ブロックの穴や溝が塞いである状態です
ここから設置するフェンスの柱間隔を測って、柱の位置を確認。
位置が決まったらコア抜き機の出番です
今回は湿式のコア抜き機。結構大きな機械でした
円形・筒状の刃でブロックをくり抜いて穴を空けるのですが、その際、火花や粉塵を防ぐため、少しづつ水を流しながら作業をします。(緑色のホースから給水しています)
このため、工事の際に水道と電気をお借りします
コア抜き機の土台を塀に固定して、穴を空けていきます。
(今回、水が飛び散るのを抑えるために刃の周りにタオルを置いています)
作業の際に泥水が出ますが、最後しっかり綺麗に洗い流します
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〜作業中〜
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穴が空きました
穴の隣にある円柱状の石が、コア抜き機でくり抜いたブロックのガラです
今回ブロックに穴を空けるのに、1ヶ所10〜15分で完了しました。意外に早いですね
しかし擁壁などはコンクリートが密に詰まっているので、穴を空けるのにもっと時間がかかるようです。
ブロック塀には強度を保つための鉄筋が入っていますが、鉄筋ごと切断して問題なく空けられます
赤丸で囲ってある部分が鉄筋です
後は空けた穴に柱を立てモルタルを充填して固定し、フェンスを張れば完成です
今回設置したのは、目隠ししつつ風を通せるLIXIL プレスタフェンス8型 横ルーバーです
※フェンス下のすき間隠し材はオプションとなります
今回、フェンス6m(柱4本)の施工が3時間ほどで完了しました
現場状況で時間は前後しますが、早く終わってビックリ
こちらは施工前の様子
お隣の窓との間に目隠しが出来ました
今回、お隣の家が建築中に工事を行いました
お隣の家が建ってからでは、フェンス設置など気を使うかもしれないので、
建築中に建てようとお考えのお客様でした。
コア抜き時の騒音は、床のコンクリートを割る(ハツリ)と比べると
そこまで大きい音ではありませんでした。
ご近所さんにそこまで迷惑をかからないように工事を進めることが出来たかと思います
また今回、お隣さんとの間にスペースがあったのでコア抜き機を固定しやすかったですが、
スペースが無い場合、固定方法を検討しなければなりません
それらは、無料の現場調査に伺った際に、確認いたしますので、お気軽にご相談ください